- ここにきて私の中で何度目かのミステリブームがきてます。
最近、読んだのは、
「木曜殺人クラブ」
英国の高級老人施設の入居者の中に、未解決事件の調査が趣味という4人の老人グループがあり、「木曜殺人クラブ」としてひそかに活動していた。
そんななか施設内で施設の経営者の一人が殺され、4人の老人たちは捜査に首をつっこみ、謎をといていくというのがストーリー。
謎解きそのもは、ちょっとむりくり複雑にしたような感がなくもなく、ミステリ的興奮や快感は薄かったんですが…
読んでいて楽しかったし、読み終えて面白かったーとかんじる不思議な作品。
それは探偵役となる老人4人の魅力によるところが大きい。
私の好きな英国ドラマ「ニュートリックス」にでてくる個性バラバラな退職デカとエリート女警視の4人組を思い起こさせる4人。
それでも長く生きてきただけに、それぞれに簡単には語れないストーリーをもっている様子で、滋味があるんですよね。
それに私とちかい世代ゆえ、彼らの思いと自分の思いとが重なるところが多んですよね。
たとえばジョイスの日記のこんなつぶやき。
「もしかしたら人生の光が薄れていくことに怒りを覚えているのかも」
人生の光が薄れていく感じ、
あー、わかるー。
トシとるって、そういうことだよねって、ウンウン頷いた。
そしてこちらも。
「人生では、良い日を数えるようにしなくてはならない。
そういう日はポケットにしまって、いつも持ち歩かなくてはならない。
だから、私は今日をポケットにしまって、ベッドにはいるつもりだ」
年々、楽しいことより、不安や辛いことが増えていく。
だから楽しい気分になれた日は貴重。
しっかり心に刻み込んで、自分を励まさないと。
私も良かった日を数えてポケットに持ち歩こう。
老いの不安、虚しさに引きずり込まれてしまわないように。
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Source: 愉しみを拾い集めて



