
44名が綴る孤独
様々な職業の著名人たちが孤独について語った「孤独の時間。」
小説ではなくエッセイの形だからこそ、隠したいかもしれない心のうちがリアルに伝わってきます。
まるで通りすがりの人の独り言を聞いてしまった…みたいな面白さがありました。
作家、東大名誉教授、音楽家、俳優、モデル、テレビディレクター、心理学博士…などなど本当に様々な職業、年齢の方々がそれぞれの孤独について語っています。
高度で正直な内緒話。
その職業特有の孤独もあれば、幼少期の記憶に眠る孤独、現在の暮らしで感じる孤独。
孤独の種類も人の数だけありました。
そして孤独が好きな人もいれば、孤独が苦手な人もいます。
孤独とは自然な状態で、むしろ非孤独(孤独がないこと)の方が不自然だ、と語る方もいました。
人生の先輩にそういってもらえると、なんだかほっとしますね。
共感できるかどうかは関係なく、どの人の孤独も読みながら自分の孤独と照らし合わせて考えるいい時間になりました。
孤独が好きな人も不安な人も面白く読める1冊だと思います。
自分ひとりの時間が孤独というわけではないし、たくさんの人と一緒にいるけれど孤独と感じるときもある。
そう分かりやすい孤独ばかりじゃないですけどね。
孤独について考えることが楽しいと知ったことは、新しい発見でした。
なぜか人に共感してもらえる気がしない、自分ひとりで乗り越えないと解決できないような出来事に遭遇したとき、私は孤独を感じます。
その孤独はきついけれど、我慢とか人への思いやりとか強さとか、必要なものを身につけた瞬間だったのかもなあと、だいぶ後になってから思うこともあります。
最近はどちらかというと孤独(というかひとりの時間)が尊く扱われているような気がします。
孤独のすすめ、みたいに。
孤独という言葉が持っていたネガティブな重さがだいぶ軽くなったのではないでしょうか。
やがて孤独がめっちゃポジティブな言葉になる時代がくるのかも。もう来ているのかな!?
人は集団もひとりも繰り返し経験するのが自然なのでしょうね。
心の中は自由なので、想像力で遊びましょう。
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